もう限界・・!?

このところ、数日寝込んでは、なんとか起き上がり、休んだ分を取り返すかのように活発に活動しては、また起きあがれなくなるということを繰り返していました。私自身、心身ともに限界の状態にあったのだと思います。

 

客観的に我が家の状況を見ると、やはり異常です。以前からそうだったし、当たり前と言えば当たり前なのですが、統合失調症の弟は、退院をしてからのこの一年で被害妄想が強くなっているし、家族の行動もすいぶん制限されるようになりました。ネット回線は相変わらず使えないし、プリンターやコピー、テレビもNG。外部や家族への警戒心も強く、大事なものはどこへでも持ち歩いています。私は同じ家にいながら母と話ができず、メールで会話する日も(笑)気づかないうちに状況がエスカレートしていたようです。

 

「家族の関わり方で本人の状態が変わってくる」のはわかっています。穏やかに優しい気持ちで接していると、彼の様子も穏やかになるのです。でも、被害妄想がなくなるわけではないし、状態にもムラがあります。彼が穏やかでいられるために、常に彼の状態に合わせて対応することは難しいです。自分の行動が彼によくない影響を与えてしまったとして、それを止めることまでしなければならないのか・・・そういう意味では、やはり距離感が大事だと改めて思います。

 

将来的に、一人で暮らせるようにするのか、グループホームなどで暮らすようにするのか。いつか一人になる日がやってきた時、やはり家族以外の人とも関わりを持って生活できるようになって欲しいと思います。それには、デイケアなどに通って第三者と交流する機会が必要でしょう。同じ境遇にある仲間と関わり、相談したりするうちに、どのように生きていくかのヒントも得られるかもしれません。

 

また、彼はクリニックに一人で通っているため、医師は彼の状況をすべて把握していません。入院前、別のクリニックに母が付き添ったことがあるのですが、現在は拒否しています。家族も大変ですが、被害妄想が強くなり、周囲を警戒しなければならないほど緊張状態が続いているので、何より彼自身が辛い状況にあるのではないかと思います。薬の量や飲み方は今のままでいいのか、再検討が必要だと思っています。

 

久しぶりに母と話すと、母自身もこの状況に麻痺しているように感じました。しかも、相談してもよいアドバイスがもらえないのではないかというネガティブ発言があったり。何かやらなければいけないとわかってはいても、体調や気分が滅入っていると、行動に移すのはなかなか難しいものです。ようやく不眠の母が、彼の通っているクリニックに相談も兼ねて行こうかという気になってくれたので、少し安心しました。私は区役所の保健福祉係に相談したり、家族会や兄弟姉妹の会などに参加してみるつもりです。

 

焦らず、でも徐々にこの状況を変えていきたいと思っています。