弟が二度目の入院に至るまで

早いもので、統合失調症の弟が入院してから今週末で1ヶ月になります。私自身の調子が悪く、なかなかブログに向かうことができなかったのですが、少し気持ちが落ち着いた今、ようやく振り返るゆとりができました。

 

前回の続きとなりますが、私は区役所の保健福祉係に相談に行くことから始めました。民間救急を紹介してもらったり、地域の方々が利用している入院先を聞いたり。その他、地域のグループホームや家族会の話なども聞くことができました。気がつくと1時間半くらいの時間が流れていましたが、精神的にも落ち着き、とても有意義な時間だったと思います。

 

その後、母と待ち合わせて、病院への問い合わせを開始。その中の一つの病院へ、翌日、家族相談に行くことになりました。そのため、急遽、私は前回の入院先に紹介状を取りに。翌日、紹介状を持って家族相談へ。その場で入院の予約をして、病床が空くのを待つことになりました。私はその日のうちに民間救急に問い合わせをして候補を絞り、夜に帰宅。10日ぶりの我が家でした。

 

当初2週間くらい待つことになるかもしれないと言われていましたが、連絡があったのは1週間後です。都内でも病床数が多い病院のため、回転が早かったのかもしれません。翌朝に診察に来るよう言われ、民間救急を予約。急でしたが、なんとか入院することができました。

 

今回は、自宅でのネットに電話、母が長時間外出することもNGだったため、私が休養のために外泊したことが役に立ったようです。結果的に予定よりも長くなり、かなり疲れることになったのですが、私が常時外にいることで、短時間でしたが母が外出して相談することができました。本人に病識がなく、説得も難しいため、結局は強制的に連れて行っていただくことになりましたが、特に大きな騒ぎや問題もなく入院でき、ほっとしています。

 

今も相変わらず病識がなく、早く退院したがっているようです。週に一度、本人と医師と母との三者面談を行い、退院後の生活について相談をしています。前回は服薬の徹底、今回は・・・発症から長い年月が過ぎているため、病識を持つことが難しいのは重々承知していますが、入院を経て、少しでも前進できたらと思っています。