いよいよ明日は弟の退院日

昨日、弟の主治医と面談をしてきました。今のところ、被害妄想や幻聴などの症状がよくなることはなく、自律を促しつつ見守る以外に方法はないようです。そしてまた、症状が悪化した時に入院するという方法を選択することになります。薬を飲まないなど、何かきっかけがあれば投薬の調整もできるそうですが、本人は現状に何の問題も感じていないため、薬を変えたり、増やしたりすることはできないとのことでした。

 

前回の入院での成果は、薬を欠かさず飲むようになったこと。今回は、退院後にアルバイトを始める約束をしたそうです。アルバイトがスムーズに決まり、それが続くことを祈るばかりです。途中でうまくいかなくなって、また自分以外の何かのせいにして、さらに勉強に逃げてしまう・・・そんな可能性については、今日を最後に考えないように努めます。ただ、統合失調症の症状として、何かに向かい続ける志向性なるものがあるようで、弟の場合はそれが勉強なのだそうです。自分を保つために、必要なものなのかもしれません。

 

そうは言っても、その労力の一部を、どんなことでもいいから社会に出て働くことに向け、わずかでもいいから収入を得て欲しいと思います。それが彼の自信と自律につながるように思うのです。本当は、障がい者手帳を取得し、オープンにして就労できればそれが一番だと思います。発症していたにも関わらず、一度は正社員として就業していたし、オープンにさえすれば、まだ就職可能だと思うのです。でもそれは、本人が受け入れられない限り難しいこと。他の方法で仕事をする方法がないか、アンテナを張って情報収集してみるつもりです。

 

穏やかな毎日を過ごせるよう、まずは気持ちを落ち着けて、明日を迎えたいと思います。