家族のための民間救急リスト(都内近郊)
弟の入院の際、入院先の病院と区役所の保健福祉係で教えてもらった民間救急の会社に問い合わせをしました。その時の情報を簡単にまとめましたので、参考していただければと思います。なお、私たちが利用したのは、1)の東亜警備保障(東急ビルメンテナンス)です。決め手となったのは、担当の方の対応がとても丁寧だったこと、車のタイプが普通の乗用車で目立たずに自宅を出られること、無理やり連れて行かざるを得ない場合には3名必要だと思ったことです。費用は高めでしたが、ただ連れて行くというのではなく、家族や本人に寄り添い親身になってくださった点は、とてもありがたかったです。
初めてだった前回は、ネットで調べて「リーベン」という会社を利用しました。比較検討している時間もなく、相場を知らなかったので、費用は今回の3倍くらいかかった記憶があります。その分、スタッフの方はとてもよく訓練されていて、説得に関しては今回よりも、より穏やかに丁寧に時間をかけて試みてくださっていました。服装は看護服、車は同じく乗用車です。
1)東急ビルメンテナンス株式会社 移送同行サービス
東亜警備保障 株式会社(高田馬場)
※現在は、東急ビルメンテナンスとの共同事業として、「移送同行警備」を実施しているとのこと
連絡先:03-3490-3270(平日9時〜18時)時間外:090-9374-8967
予約:2〜3日前(当日も可)
費用:137,160円(自宅から病院まで4h以内、それ以降1h3万円)
人数:3名(説得1名、担当員2名)
服装:チノパン、ボタンダウンシャツ
車のタイプ:乗用車(プリウス)
2)杉並交通 株式会社 福祉部
連絡先:03-5344-1682
費用:8〜9万円程度(スタッフ1名25,000円+交通費)
人数:3名
服装:ワイシャツ、ジャンパー
車のタイプ:ワンボックス(複数名乗車可)
※要事前打ち合わせ(高井戸)
3)日本警備サービス 株式会社
連絡先:042-505-5585
予約:当日も可
費用:58,000円(2名の場合)
人数:2〜3名
服装:3タイプから選択(警備服、スーツ、私服)
車のタイプ:ワンボックス(3列、7〜8人)
4)全日急患者輸送 株式会社(川崎)
連絡先:0120-340-560 044-976-1351
予約:2〜3日前
費用:12〜14万円
人数:3名
車のタイプ:救急車(サイレンなし)
5)サンエスセキュリティー 株式会社(新宿)
連絡先:03-3368-3339
予約:2日前まで、当日不可
費用:98,000円(税別)
人数:2名
※おそらく本人への説得なし
上記は、すべて2014年6月時点でchikoが電話にて問い合わせた情報です。
利用の際には、必ず電話にて詳細をご確認ください。
ディスカッション
コメント一覧
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私の兄は統合失調症で8年前から通院をしていましたが、半年ぐらい前から通院をせず
もらってき薬も飲まなくなりました。症状は以前よりひどくなり、幻聴や幻覚、物音に敏感に反応して壁を叩いたり、窓の外に物を投げたり、高齢の母親にも暴言や暴力行為が目立つようになり、私の家に母を逃がして一緒に住むようになりました。保健所にも相談したのですが、なかなか解決せず、そんな時に「しあわせを感じるチカラと出会いました。保健所からも聞いてみたらと進められたのですが、民間の業者に連絡する踏ん切りがつきませんでしたが、兄が一人で住んでいる建物の引越しも重なったため、思い切って民間救急リーベンに電話をしました。対応はとても丁寧で安心いたしました。兄の入院当日は3名で来ていただき本人を説得してあっという間に入院することが出来ました。本当に5分ぐらいの出来事で「プロ」は違うんだということを実感しました。正直もっと早く連絡して対応していただければよかったと後悔しました。
また、このサイトにもっと早く出会っていればと思っていました。
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はたの様、コメントありがとうございます。
お兄様の治療は順調に進んでいらっしゃいますでしょうか。
説得もスムーズだったとのこと、よかったですね。入院をきっかけに症状が安定する方も多いようです。やはり家族ですと、お互いに甘えがありますし、病気を認めたくない気持ちが強いので、説得も難しいかと思います。第三者の言うことは冷静に聞いたりするので、慣れている第三者に話してもらうのが一番なのかもしれません。私の弟は、1〜3ヶ月の入院を三回繰り返しましたが、プロでもなかなか説得が通じるタイプではなかったので苦労しました。時間内に説得できず、力づくで動かしたこともあります。そんな時でも、玄関で観念して自分の足で歩きます。家族にとっても辛い時間です。時々、次はいつ迎えが来るかと警戒しているのを感じます。
強い症状が出ている時は、家族はもちろん、本人も辛い状況にあると思います。望んで病気になったわけではないですし、家族以上に苦しんでいるかもしれません。家族にとっては複雑な気持ちもありますが、現状を突破するための手段として、家族の意思で入院させる医療保護入院は必要なことではないかと思います。
弟は、入院生活の中で薬だけは飲み続けなければならないということを学び、今もそれを守っています。ただ、病識は相変わらずなく、そもそも私が初めに病院に連れて行ったせいで薬を飲まなければならなくなったと思っているようです。被害妄想が強く、言葉の暴力は続いています。もともと仲のよいきょうだいだっただけに切ないですが、あきらめずに向き合っていきたいと思っています。
少しでもお役に立てたこと、とてもうれしく思います。また、こうしてコメントいただいたことで、仲間の存在を感じることができました。心から感謝いたします。不定期な更新ではありますが、また時々ブログをのぞいていただけたらうれしいです。長文失礼いたしました。