退院するために治療を受け入れた弟

昨日、母と一緒に医師との面談に行ってきました。病院側の同席者は、担当の看護師さんと精神保健福祉士の方です。結論から言うと、入院からちょうど3ヶ月になる今月末の退院が決まりました。入院してからも服薬を拒み続け、強制介入の後にようやく服薬した弟が、今は退院のために治療を受け入れ、退院の日を、首を長くして待っている状況です。

 

ちなみに強制介入の内容は、本人が抵抗する中、注射を打つというものでした。今月のはじめ頃、病院から電話をしてきた弟が、病気ではないのに無理矢理入院させられているとか、自分に薬は必要ないとか、退院しても作業所やデイケアには行かないとか、かなりネガティブなことを母に言っていたようで・・・

 

正直、今の状況で退院して大丈夫なのかと心配になり、場合によっては病棟を移って入院期間を延ばしてもらうとか、受け入れてもらえないのであれば、転院を考えようとか、そんなことを母と話していました。

 

昨日の面談は、今の本人の状況の把握と、医師の考えを聞くこと、場合によっては、入院期間の延長をお願いすることが目的でした。医師によれば、服薬から注射に切り替えることを本人が受け入れ、入院当初に比べて状態はよくなっているとのこと。本人が治療を受け入れていて、退院したいと言っている以上、法律的に退院させないわけにはいかないということでした。

 

そんな法律があっただろうか?と思いつつ、そのように言われてしまうと、こちらとしては何も言えません。要は、退院後に本人がどうなるかはわからないけれど、入院期間を延ばす理由がないというのが医師の考えのようです。

 

医師が本人に出した退院の条件は、週1回の通院と、月1回の注射を続けること。これができなければ即入院になりますよと本人に言っていました。

 

今月末の退院を前提に、今から何を考えておくべきか、帰りに母と話をしながら帰ってきました。本人にとって、どうすることが一番よいのか、いつもそのことが頭の片隅にある今日この頃です。